ミムメドンの色々

マストドンインスタンス「mimumedon」の副管理人がちゃんと書きたい時のやつ

ミムメドンでのポプテ実況について

流行ってますね「ポプテピピック
ミムメドンでもポプテ放送の時間帯には実況が行われており、それに対する不満も出ていますので、私の考えをまとめておきます。

ポプテ実況はだめなの?

まず、インスタンスのルールはガイドラインに基づいています。
ガイドラインにアニメ実況に関する記載はないので、現在は各々のユーザーの判断に委ねられている状況になります。

近いところではガイドラインの、

グラブル以外のゲームの話題について
グラブル以外のゲームのスクリーンショットの連投。ゲーム内容の具体的な攻略にまで話が及ぶ場合や、プレイ実況などはお控えください。

一般的な雑談に比べても、内容が理解できない人が多い、という事を頭の片隅に置いて頂き、その話題で埋まってしまいそうな時は配慮をお願いします。

 

という部分になりますが、これは他のゲームの話題は対立軸になりやすいという点、攻略内容に話が及び深くなりやすい点、そして際限なく続いてしまう点などから配慮をお願いしているものです。

ガイドライン策定時に、ルールは必要最低限に、という観点から対象をゲームのみに絞ったという経緯もあります。

で、だめなのかという話に戻すと、個人の判断なので正解はないという事になります。
では、やめるように意見した方が悪いのかというと、グラブルインスタンスであることは間違いありませんので、当然の意見でもあり悪くはありません。

この状況で今回のポプテ実況を運営側が止めるのであれば、ガイドラインへの追加を伴う告知が必要であると考えます。

ポプテ実況の特殊性

ポプテ実況は通常の所謂アニメ実況とは別物と捉えなければいけないと考えています。

Twitterを中心に大きく盛り上がっている事で、普段はアニメの話をしない層まで巻き込んでいて、その層はミムメドンのユーザーとかなり近い印象です。

特定あるいは一部のユーザーが自分の好きなアニメの話をしたい、見てほしいというきっかけで始まったものではなく、Twitterの流れを受けて全体的に、自然に始まっているもので、ユーザーの皆様もそういう感覚があるからこそ、まぁいいか、仕方ないかという流れで実況が行われているのだと思います。

もちろん否定的な考えの方もいるでしょうが、それは全てのルールについて言えることで、全員が満足する事は難しいです。

ではどうする

今回もアニメ実況というよりは、ニュースやトレンドに関する話題の延長に近いものと捉えており、時間的にも放送中に限られている事から、現時点ではガイドラインへの追加は行わずに、様子を見ようと思います。

意見などありましたら、DMでもミムメドンの問い合わせからでも、お気軽にお送り下さい。

ミムメドンの方針とLTLについて

ミムメドンのユーザー内でもマストドンの在り方(というと大げさですが)についての議論が少しずつ出てきたように見受けられるので、マストドンの仕組みとミムメドンについて一度まとめてみる事にしました。

ミムメモ速報からミムメドンに入って、マストドンはここしか使ったことがないという人も想定して書いていますので、そんなに難しくはないと思いますが長いです。
興味があれば読んでみて下さい。

 

基本の基本

マストドン(mastodon)」はソフトウェアを指し、マストドンをインストールしたサーバーを「インスタンス」と呼びます。
皆さんはマストドンインスタンスの1つである「ミムメドン」にアカウントを持つユーザーという事ですね。

より詳しく知りたい人にはマストドン日本語wikiなどが参考になります。

 

ホーム(HTL)とローカルタイムライン(LTL)

マストドンにはHTL、LTLに加えて、連合タイムライン(FTL)がありますが、今回はFTLについては割愛し、HTLとLTLについてです。

HTLは自分とフォローしているアカウントのトゥート、ブーストが流れ、LTLはインスタンス全員の公開トゥートが流れます。
投稿時に選択できる、未収載、非公開、ダイレクトではLTLには流れません。

ここまではミムメドンを利用されている方はほとんど理解されているかと思います。

 

HTL中心のインスタンスとLTL中心のインスタンスの違い

ミムメドンではLTLを中心にチャット的な使われ方をしていますが、マストドンの機能はそれだけではありません。

HTL中心のインスタンスではフォロワーとの交流がメインとなっていて、LTLについてはインスタンスに所属する人のトゥートが流れているだけの場所となります。
もちろんLTLから拾って会話する事もありますが、LTL内で会話が成立していなくても当然という扱いです。

本来のマストドンの使い方(本来というのが適切かはわかりませんが)はHTL中心の考え方になりますね。

 

LTL中心インスタンスの良さ

ミムメドンを継続的に利用してくださっている皆様ならよくご存知かとは思いますが、一番は会話に参加する敷居の低さだと思っています。

同じゲームをやっている人たちが、LTLに対して(全体に対して)喋っているわけですから、フォローなどをしなくても会話に入っていくのが容易であり、仮にスルーされたとしてもダメージは少ないです(個人の感想です)

これがHTL中心だと、まず誰をフォローしたら良いのか、話し掛けていいのか(だいたい良いです)迷ってしまう事もありますし、フォローしたあとで「思ってたのと違う」となって扱いに困ることもあります。

フォロー関連についてはTwitterでも同じような感じだと思いますが、そこを飛ばして気軽に参加できるのがLTL中心インスタンスの良さです。

 

LTL中心インスタンスの問題

しかしLTL中心インスタンスも良いところだけではありません。

LTLは常にグラブルに関連した話題になっているわけではないのですが、話題がどの方向にどれくらいの時間飛んでいっていいかは各個人の許容量次第となります。(許容範囲が広い方がいいという事ではありません)

特に他のゲームの話題は、ユーザー層として相性が良すぎる事と、対立軸になりやすい事とが合わさって、色々な意味で盛り上がりすぎてしまう場合があります。

どの話題をどこまで良しとするかは個人によって大きな差があり、他人の話題を制限する必要はないと考える人もいれば、場に応じて配慮すべきだと考える人もおり、全ての人が満足する形にするのは不可能でしょう。利用者それぞれにある程度の協力をお願いしないと成り立ちません。

また、フォローをしなくても見れるという事は、ごく一部の悪意あるユーザーの行動に影響されてしまいやすいという事でもあります。

 

LTL中心インスタンスはリモートフォローを使いにくい

そしてもう1つはリモートフォローを活用しにくいという事です。

リモートフォローとはミムメドン以外のインスタンスにあるアカウントをフォローする事で、インスタンスの違いを意識することなく交流が可能です(トゥートが自分のHTLに流れてきます)。

LTLに依存しているミムメドンからリモートフォローをしても、他インスタンスからのトゥートに反応するとLTLに関係ないトゥートが流れてしまいますし(未収載を使う方法はあります)、LTLの会話に参加している時は他インスタンスから見れば何の話か、誰と話しているのか、さっぱり分かりません。

これが外への繋がりが増えない要因になっていますが、特定ゲームの話題というのは、そもそもそういう性質でもありますね。

 

それでもミムメドンはLTL中心

これらを全て踏まえた上で、ミムメドンはLTL中心の運営を行っています。

特定ゲームの話題は、どうしても相手を選ぶものになってしまい、極端な話、相手も同じゲームを同じ熱量を持ってやっている最中でないと、思い切り話すことができません。

こういう人たちが集まって1つのLTLを作ってみたら、ものすごく面白いものができた、というのがミムメドンであって、この方向性は守っていきます。

マストドンをどう使うべきか、どうあるべきか、という話でもありますが、インスタンスの個性でいいと考えており、設立当初から掲げている

グラブルを遊んでる人が楽しく過ごせる場所」

を目指し、前述の「敷居の低いLTL」を維持する事に主眼において運営しています。

 

ガイドラインについて

開設当初の段階においては、管理側としてもマストドンに対する理解が浅かった事もあり、ハッキリとしたルールはほとんど設けずにやっていましたが、人数が増えるにつれ様々な問題が表面化していきます。

各々の勝手なルールを基準とした個人攻撃がはじまり、特定アカウントのBANを目標として複垢を利用した一斉通報をするなど某巨大SNSで流行の(?)手段まで起こる事態となってしまいました。

そこでインスタンスのルールとして作成したガイドラインですが、細かい基準についての疑問も散見されるので、ここでも少し触れておきます。

具体的な基準が分かりにくいという事についてですが、トゥート単位、単語単位について基準は設けていません。
そのような機械的な判定ではなく、そのトゥートに至った経緯、背景を含めて判断できる事が、ユーザーに近い小さなコミュニティの運営の良さだと考えています。

例えば売り言葉に買い言葉のようなケースで言葉が荒くなった場合にはそれも考慮しますし、会話の流れで少し行き過ぎてしまったようなケースはまず問題にしません。
考え方の違いによる議論なども、LTLへ与える影響が大きければ取りなす事はあるかもしれませんが、利用を制限するような事はありません。

つまり、ガイドラインを理解して利用して頂いている大多数の方は、細かい基準について気にする必要はありません。

意図的にガイドラインを無視した行動をとっていると総合的に判断した場合のみ対応を行っていますが、この総合的な判断が信用できないという事であれば…難しいんじゃないでしょうかね。

運営、管理には限界があります。大企業が行っているサービスのような管理を求められても不可能ですし、運営、管理側の疲弊の上に成り立つインスタンスを作るつもりはありません。
ただ、意見を受け付けないという意味ではありませんので、提案、苦情などはどしどしお送り下さい。

 

その先はあるのか?

現在のガイドラインの中で、個人間の交流、グラブルを中心とした交流をバランス良く楽しんでもらえていれば本当にありがたい事です。

しかしその先、グラブル以外の話題で個人間の交流をより深めたい、外との繋がりを増やしていきたい、という面においては、現状ミムメドン内での有効な解決策はなかなか見つからず、色々と模索していくしかない状況です。

結果的にですが、ある意味グラブルユーザー同士を繋げる入り口的な役割でもいいのかなとも考えたりはしています。

じゃあ今はどうすればいいの?となると、マストドンに全てを解決するすごい機能が実装されるのを待つ…のは消極的すぎるので、テーマインスタンスではないJP鯖(https://mstdn.jp)などの他のインスタンスの活用、もしくはTwitterで、というのが現実的なところでしょうか。

Twitterマストドンの違いについては色々なところでも書かれていますが、大きな特徴は「分散」です。
自分の使い方にあったインスタンスを自分で選び、どのインスタンスからでも同じネットワークに参加する事ができます。(インスタンス同士のブロック関係はあります)

どうしても見つからなければ、自宅のサーバーに自分のインスタンスを立てれば、ネット上の言動という面ではほぼ全て自分で責任をとる事ができるでしょう。

 

最後に

マストドンは仕組みも含めて活発に議論が行われており、きっとまだまだ進化していくはずです。
運営として至らない部分は多々あると思いますが、ミムメドンで作れた楽しさをどうにか継続、発展させる事ができたらいいなと思っています。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

 

※補足

なおこの文章は、きるであ(https://mimumedon.com/@kildea)が書いておりますが、ミムメモ速報氏(https://mimumedon.com/@mimumedon)と意見のすり合わせを行った上で、事前に本記事の確認もしてもらっています