ミムメドンの色々

マストドンインスタンス「mimumedon」の副管理人がちゃんと書きたい時のやつ

ミムメドン2周年を迎えて思うこと

4月20日にミムメドンはめでたく2周年となりました。
少し(古戦場で)忙しくて遅くなりましたが、久しぶりにちゃんと書いてみます。

2年目を振り返ると、1年目に比べればだいぶ落ち着き、特にサーバー周りや負荷でのトラブルはほぼなかったと思います。(瞬間的なものを除けば)
私は技術面では全く役に立てていないので、ミムメモ氏や協力してくれた方々のおかげですね。

コミュニティとしての運用面では、また色々と問題が出たり出なかったりしていますので、そのあたりを中心に。

広がるゲーム内格差

2年が経過したことで出てきたものは「グラブルプレイヤーとしての層の幅」です。

これは最近になって思うことなのですが、2年前にミムメドンが立ち上がってからしばらくの間に入ってきたユーザーはゲーム内の所謂「中級者」の割合が非常に高かったのだと思います。

グラブルの全ユーザーを初級者、中級者、上級者と分ければピラミッド型の分布になると思いますが、専用のマストドンに登録するくらいに関心の高いユーザーとなると中級者以上が中心となります。
ですが上級者は数も少なく、Twitterなどで既にグラブルコミュニティを構築している事が多いので、ミムメドンに来るのはまぁ中級者ばかりになるよなぁと。

グラブルのようなソシャゲは常に動いていますので、グラブルと同じ速度で動いている人は2年経っても相対的には同じような立ち位置ですが、遅かったり早かったり止まったり…要はプレイスタイルが違えば2年の間に立ち位置は大きく変わります。

ミムメドンのユーザー同士でも、この速度の違いは当然あり、プレイ強度の違いによる話の噛み合わなさみたいなものは目にする機会が増えています。

ゲームは「娯楽」と「競技」

ゲームには「娯楽」としての面と、「競技」としての面があります。
これは娯楽としてやっている人、競技としてやっている人、のようにハッキリ区別できるものではなく、全てのプレイヤーが両方の面を持っていると考えています。

グラブルにはプロはないので娯楽要素一切なしに競技と捉えている人は恐らくいません。
娯楽と言っても上手くなりたい、勝ちたいという欲求はあるでしょうし、それは競技的な側面とも言えます。

娯楽と競技のバランスは本当に人それぞれとなり、正解も理想もありません。
ただ、上級者となるのは競技の方に志向している人です。

プレイ時間と効率化、最適化

そしてもう一つ重要なのが「プレイ時間」です。
強くなる為には情報収集も含めどうしてもある程度の時間の確保が必要になるゲームです。
ここはプレイスタイルだけでなくライフスタイルにも関係してくる部分ですね。

時間を考え始めると当然効率化がとても重要になってきます。
特にグラブルでは同じバトル、クエストを繰り返す周回が多いので、その効率化を求めて編成を最適化していく事が重要です。

このあたりは「娯楽」とも「競技」とも少し違う…競技の下準備、日々の鍛錬みたいな感じでしょうか。

上級者の間では、この効率化、最適化についての情報交換が活発にされ、そのうちの基本的な事は暗黙のルールのようなものとして捉える人が出てきます。
ある程度の戦力を持っていて、かつ効率化を好むプレイヤー向けだということを前提にすれば、だいたい理に適ったルールなのですが、効率化を好む事はプレイスタイルの1つでしかなく、プレイヤー全体に向けてしまうと必ずしも必要ではない事も多いです。
より良い方法を共有しようとするのは素晴らしい事ですが、他者に強要するものではありません。
(自分のマルチ募集に独自ルール設定するのは自由なので別です)

他者のプレイスタイルは否定しない

ルール問題をこじらせているごく一部の人は、このような暗黙のルールを守らない、知らない層に対して攻撃的になったり、仲間内でネタにして馬鹿にしたりするようになります。
厳しい言い回しをした方が仲間内からの受けが良い事もあるのでしょうが、それ以外の人にはマイナスでしかなく、ここまでの場合はミムメドンでは許容しません。(個人への攻撃、嫌がらせ行為ととります)

ただこれはネットゲームでは昔からよくあるテンプレみたいな問題で、単純に他者への想像力が欠けているか、内輪の常識に塗り潰されてしまっているかです。
本人が色々な状況を経験する事で変わってくる部分でもあるので、次の次にハマるゲームあたりではもう少しバランスとった立ち回りができるようになっているはずですが、その時にはきっと新しい世代が同じ事をしています。

上級者はゲームをしている時間も長ければ、SNS等で情報に触れている時間も長いのでいい意味でも悪い意味でも目立ってしまうのですが、受け手側も学ぶべきものと無視していいものの取捨選択は大事ですね。

また、他者への想像力という意味では初級、中級者から上級者へも同じですが、こちらのテンプレでもある、時間使いすぎ系の煽りはほとんど見かけません。(ゼロとは言いませんが)
上級者に対しては尊敬というと言い過ぎかもしれませんが、一目置かれるような雰囲気はあり、良し悪しは別としてゲーム好きが集まっているんだなぁと感じます。

基本的にグラブルが好きで集まっているコミュニティですが、プレイスタイルは千差万別で、時間の経過でも変化します。自分と違うプレイスタイルの人がいるのは当たり前ですね。

ミムメドンは全てのプレイスタイルを否定しないようにありたいと考えていますので、きっとあなたの望むプレイヤーばかりではありません。

ミムメドンの価値って何?

では、ミムメドンの価値ってどこなんだろうと考えてみます。
そもそも価値なんてものは受け手が決めればいい事なのですが、管理者側として価値というか大事にしている部分を明確にしていく事も大事かなと思います。

グラブルを遊んでる人が楽しく過ごせる場所」
開設当初から掲げているこれがふわっとした大前提ではありますが、具体的には以下の2点です。

まず1つ目は、グラブルの話をする相手が簡単に見つかる事。

これも開設当初からあった考えで、特定のゲームの話を思い切りできる環境は意外とありません。

TwitterのFF関係ではグラブルの話ばっかりしてても邪魔だろうな…とか、同じ熱量でグラブルをプレイしている人がいなくて思い切り話せないなんて事はよくあります。
かと言ってグラブルユーザーだけを集めたTLを一から構築するとなるとそれはまた大変だし…。

という状況に対して、特に(フォローすらも)考える事なく、するっと話に混ざっていけるミムメドンのLTLは一つの解決策になれていると考えています。

そのまま適度な距離感で居着くもよし、特に気の合う人が見つかればそこから新しい関係を構築していくもよし、とまぁ好きにしてくれれば良いのですが、入り口としての機能は維持していきたいですね。

もう1つは、グラブルのモチベーションが上がる場所である事。

ゲームは好きでやっているものですが、グラブルのように長期間やるゲームだとモチベーションの上下というのはどうしてもあります。
もちろん気が乗らない時には休めばいいし、無理にやる義務もないんですが、モチベーションを持ってわーっとやるのはやっぱり楽しいんですよね。

で、モチベーションを上げるのに何が一番かというと、楽しんでいる人を見ること。
誰かが楽しんでいるのを見て自分が楽しくなり、自分が楽しむことが誰かの楽しみに繋がるなら理想的ですね。

楽しんでる人を見るとイライラするという人は…ちょっとお休みしましょう。

今後について

グラブルを楽しむ場所なのは変わりません。
一方でグラブル内での差は今後も開いていくはずなので、少し考えなければいけない事なのかもしれません。

グラブル自体がVSやRelinkといった展開もあり、ユーザーの幅も出てきます。
この2つについてはどう考えてもグラブルなので、話題の整理という意味ではそんなに心配はしていませんが、実際動き出したらどうなるかはまぁその時に考えましょう。

あまりゲーム内の事だけにこだわらず、ミムメドンコミュニティとして何か作ってみるのも面白いかなぁと考えたりもしています。
色々な意見や協力者も必要になるので、支援者限定のルームをDiscordかなんかで作ってみるのも良さそうかなぁ…とか、どうですかね?

そんなこんなで3年目を前を向いてやっていければと考えてます。

費用面について

最後になりましたが、支援者の皆様のおかげで運営に関する費用面はどうにかなっています。
管理者の1人として本当に感謝しています。ありがとうございます。

また、安定した運用を目指すために何か少しでも収益を得られるようなものはないか考えていくべきだと思っています。

先日coinhiveの裁判の件が話題となりましたが、無罪(控訴となったようですが)となったモロさんのnoteで裁判所の言葉としてこのようなものがありました。

 「良質なコンテンツを生み出す上で収益は必要不可欠である」
「被告が収益を得ることで結果としてユーザーにも還元され、双方のメリットになりうる」

 

note.mu

広告をはじめとした収益を得る手段はなかなか受け入れられないものではありますが、この言葉のように良いスパイラルになるよう信じて進めていきたいですね。

 

mimumedon.com

 

支援についてはこちらで受け付けています

fantia.jp