ミムメドンの色々

マストドンインスタンス「mimumedon」の副管理人がちゃんと書きたい時のやつ

SNS上でゲームを教えたり教わったりすること

今回はSNS上でゲームの内容について教える、教わるという事について少し考えてみます。

特にグラブルはゲーム内の情報だけで強くなっていくのは難しく、様々な仕様を理解しなければいけないのですが、所詮ゲームなので全てのユーザーがきちんと調べて進めていくわけではありません。
そこでTwitterを筆頭としたSNSで教えたり教えてもらったりが活発になっているのですが、うまく噛み合わずにすれ違いになってしまうようなケースも多々見受けられます。

無用なトラブルを回避し、教え上手、教わり上手になるためにはどうすればよいのでしょうか。

教えるとは何か

まずは「教える」というのはどういう事か。グーグル先生に聞いてみます。

1.知識や技能を身につけるように導く。
「数学を―」

2.(自分の)知っていることを告げ示す。
「秘密を―」

3.さとす。戒める。
「人の道を―」

https://www.google.com/search?q=%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B

1は身につけるよう導く。学校の先生とかそういう感じでしょうか。
2は知っていることを告げ示す。道を聞かれて答えるみたいなものですかね。
3はちょっと違うので置いときます。グラブルで人の道を語るのはちょっと…。

1と2はどちらも「教える」ですが、2が知っている事を告げるだけなのに対して、1は身につくよう導かなければいけません。
つまり2の知識や経験に加えて、さらに別の能力や労力が必要となります。

まずはこの違いを理解しましょう。

「導く」ことの難しさ

別の能力と書いたように、1の意味での教える力はゲームの上手さや強さとは比例しません。
これはゲームの上位勢がどうこうではなく、関係ないのですから当たり前です。後続を導かなければいけない義務もありません。

教わる側が何を求めているのか、どうなりたいのか、現状はどうなのか、等を総合的に判断しなければ最適な答えは出せません。
両者の状況や目指すところが近ければ何も問題なく2で済んでしまう事はありますが、そうでない場合には1の意味で教えるのはとても難しい事です。

「告げ示す」ことも有用

Googleの例に倣って「告げ示す」としましたが、要は体験してきた事、知っている事を相手の状況や希望に関係なく伝えるという事。
(今は変わってる部分もあるけど)「自分の時はこうやったよ」ってやつですね。
実際のところSNS上で教えるというのはほぼこちらのパターンなのではないでしょうか。

こちらの「教える」もとても重要なもので、先に述べた、状況が近い場合もそうですし、困っている部分がいくつかの選択肢にまで絞られている場合など、具体的になればなるほど有用になってくるはずです。

教わる側が取捨選択を

何か質問をした時、あるいは何気ない投稿からのアドバイスなどは基本ここでいう2の「(自分の)知っていることを告げ示す。」です。

質問内容に関連してその人が知っている、経験した事を伝えてくれる。ただそれだけです。

聞きたかった事とは違う答えもくるでしょうし、現状ではとても実践できないような答えもきます。
中にはムッとするようなものもあるかもしれませんが、大抵の場合は状況も何も関係なく教える側の経験だけを伝えた故の食い違いで悪意はありません。(刺々しさや嫌らしさなど悪意丸出しの場合もなくはないですが、そんなものは見なかったことにしましょう)

教える側は教わる側の状況を全て理解はできませんし、教わる側も状況を伝えきれていませんのでそんなもんです。

必要なものは採り入れ、必要のないものはあまり気にせず頭の隅に置いておきましょう。いつか役立つ時がくるかもしれません。

どれが必要かわからない場合はここまでで出てきたように、

・状況のなるべく近い人
・自分の事を理解しようとしてくれていると感じられる人

であればゲームを楽しんでいくという意味では大丈夫でしょう。
効率をきちんと目指していきたいのであれば「正解」が必要になるので、自分でも調べて裏を取っていくしかないと思います。

教える側は偉いのか

偉いとは何かを定義する必要がありますが、とりあえず上下関係みたいなものが発生するのか、くらいで考えてみます。

ここでいう1の教え方は師弟関係みたいな事になるので、上下関係とも言えますね。
状況が近い人同士で教え合ったりなんて場合にはしっくりこないと思いますが、個々の質問を切り取ってみれば一応こういう関係になるということで。
感謝と敬意と忘れずに。

2の場合は教えてくれている事に変わりはありませんが、上下関係が発生するかと言うとちょっと違いますね。
普通の会話の範疇であり、対等と言っていいでしょう。
もちろん対等なら感謝しなくていいという事はありません。

問題が出るとしたら、教える側が2の教え方をしながら1のように振る舞うと、ちょっと食い違ってきそうかなというところですかね。

結局は人対人

色々と書いてきましたが結局は人と人のやり取り。これに尽きます。

プレイスタイルの違いは以前にも書きましたが、ルール内であればどのプレイスタイルも否定されるべきではなく(好き嫌いは構いませんが)噛み合わない人がでてくるのは当然です。

ネット上ではガチ勢(ここでは競技的効率追求型プレイヤーとします)とガチ勢になりたい人とバカしかいないとでも考えているかのような言動もごく一部に見られますが、バカにして見下しながら教える人の言うことを聞きたいと思う人はなかなかいないでしょう。

 

面白おかしく作られた「ガチ勢」「エンジョイ勢」の括りで見るのではなく、目の前の相手をちゃんと見るべきです。

教える、教わる、どちらもSNSの利用価値としてとても大きなものだと思います。
上手に活かしていけると良いですね。